簿記3級に独学合格した勉強方法とコツ【初心者でも大丈夫】

簿記3級に独学合格した勉強方法とコツ【初心者もOK】

2022年の日商簿記3級のネット試験に独学で合格しました。

そこでこの記事では、「簿記3級の勉強時間、おすすめテキスト、独学合格する勉強方法」などを、実体験をもとに紹介していきます。

低予算&短時間で独学合格できる勉強方法なので、簿記3級を受験する方はぜひ参考にしてみてください。

Contents

簿記3級を受ける前の僕のスペック

まずは、簿記3級を受ける前の僕のスペックを紹介します。

  • 以下の理由で多少は知識がある
  • 確定申告(青色申告)を毎年している
  • 株取引などで試算表を多少見ている

本格的な勉強はしたことがなく、なんとなくの知識で今まで過ごしてきた感じ。

なのでこの記事は、「多少知識はあるけど、しっかり勉強したことはない」という僕と同じ境遇の方が特に参考になると思います。

簿記3級に合格するまでの勉強時間

僕は簿記の勉強を始めて、独学3週間の合計54時間で合格しました。

  • 平日×2時間=30時間
  • 休日×4時間=24時間

簿記の知識が全くない初学者の勉強時間で「100〜150時間程度」と言われています。

毎年確定申告をしていて勘定科目などの知識はあったので、通常よりは比較的短い勉強時間で合格できたのだと思います。

簿記3級の学習で使ったもの【おすすめテキスト】

ここでは、僕が簿記3級の学習で使ったものを紹介していきます。

電卓:普通であれば何でもOK

電卓は簿記をやる上では必須のアイテム。

僕はシンプルなデザインが好きなので、無印良品の電卓を持っていきました。(無印良品でも全く問題なし)

» 無印良品の電卓を見る

多機能電卓や音が出る電卓は持ち込み不可ですが、逆にそれ以外の電卓は持込可能なので、そこまで気にすることはないです。

受験会場に持っていける電卓には条件があるので、「商工会議所ホームページ」にて確認しておきましょう。

教科書:みんなが欲しかった! 簿記の教科書

簿記の基礎を学ぶために教科書を準備しましょう。

教科書は正直どれでもOKなので、書店に行って自分の見やすいものを選ぶと良いです。

教科書選びに迷ったら、愛用者の多い「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級」を選んでおけば間違いなし。(通称:みんほし)

問題集:みんなが欲しかった! 簿記の問題集

簿記の基礎問題を解くために、問題集を用意します。

問題集は教科書とリンクしていたほうが良いため、教科書と同じタイトルの問題集を買うようにしてください。

こちらも「みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級」を選んでおけばOKです。

予想問題集:スッキリうかる 本試験予想問題集 9回分

本試験同様の予想問題が9回分入った問題集。

予想問題集はテキストとリンクしていないため、何を購入してもOKです。

こちらは一番売れている「スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 予想問9回分」をチョイス。

公式サイトから解答用紙をダウンロードすることができるので、何度も繰り返し問題を解くのにとても便利でした。

» 解答用紙ダウンロードサービス(無料)

Windowsの方は、ネット試験の模擬試験プログラムも体験することが可能です。(僕はMacのため、できませんでしたが特に不要でした。)

簿記3級に独学合格した勉強方法

簿記3級に独学合格した勉強方法はこんな感じ。

  1. 1回教科書を全部読む
  2. YouTubeで解説動画を見る
  3. 問題集をとにかく解きまくる
  4. 本試験予想問題集で仕上げ

簿記はとにかく仕分けが命。

仕分けを確実に正解できるようになるまで、とにかく繰り返し問題を解きまくるのが合格のコツです。

仕分けを完璧にすれば合格間違いなし!

1. 教科書を全部読む

まずは教科書をパラパラでいいので、最初から最後まで読みましょう。

分からないところがたくさん出てくると思いますが、後から復習するので理解していなくても読み飛ばしOKです。

2. YouTubeで解説動画を見る

YouTubeには良質な簿記3級の学習動画がたくさんあります。

教科書を読んで分からなかったところを重点的に、全部見るくらいの勢いで動画を見ましょう。

有名な簿記系YouTuber

ここらへんの動画を見ていれば、教科書もいらないくらいの良い知識が身につきますよ。

倍速再生にして2回見ると、知識量が増えるのでおすすめです。

3. 問題集をとにかく解きまくる

簿記の概要がつかめたところで、問題集を解いていきます。

最初は回答を見ながら解いてOK。むしろ見ないと解けない問題がたくさんあるので、教科書と答えを行ったり来たりして勉強しましょう。

問題集は何度も使うので、問題集には書き込まないようにしてください。

最初の問題集を解くのが一番しんどい時期です。分からないところはすぐに答えを見て、しっかり基礎を固めていくと良いですよ。

この問題集は答えを覚えるくらいまで何度もやりこみ、9割正解できるくらいになれば次の予想問題集に進みます。

4. 予想問題集で仕上げ

最後の総仕上げとして、本番の試験とほぼ一緒の予想問題集を、実際の試験時間(60分)を計りながら解いていきます。

初めは時間が足りなくて焦りますが、何回か解いていくうちに効率的に解けるようになるので安心してください。

そして、予想問題集を2〜3周すれば、ほとんどの問題を間違いなく解けるようになっていると思います。

この予想問題集を繰り返しやりこみ、9割くらい正解できるようになれば、実際の試験も安心感を持って合格できますよ。

簿記3級合格にかかった全費用

項目金額
教科書1,100円
問題集1,100円
予想問題集1,100円
試験受験料2,850円
合計6,150円

簿記3級合格にかかった全費用は以上のとおりなので、参考にどうぞ。

教科書を買わずYouTubeの動画学習のみにしたり、問題集を1冊にすれば、2,200円くらいは費用を浮かせることができると思います。

とはいえ3級は基礎中の基礎なので、書籍代は惜しまずにしっかり勉強していくのがおすすめ。

簿記3級に合格した点数

簿記3級に合格した点数

第1問

仕分問題はかなり対策をしたので、満点を取ることができました。簿記3級の仕訳問題は勉強すれば満点を取れる簡単な問題ばかりなので、コスパがかなり良いと思います。

第2問

受取・前受家賃の問題、語句を選ぶ問題が出題。第2問目は半分捨ててましたが、運良く半分くらいの点数が取れました。

第3問

決算前整理仕訳の問題で、8〜9割の点数を取ることができました。全問正解できたかと思いきやミスがありまして、どこが間違ったのかもわからずモヤモヤ。

合計81点で無事合格。全体を見ると、第1問と第3問で合格点の70点以上を取れていますね。仕分け問題のコスパの良さが分かります。

独学で簿記3級に合格しよう!

というわけでこの記事では、「簿記3級に独学合格した勉強方法とコツ【初心者もOK】」という内容で書いてきました。

簿記3級は初めて学習する方には少し難しく感じるかもしれませんが、正しい方法で学習すれば、充分に独学かつ短時間での合格が可能です。

自営業をしている方はもちろん、すべてのビジネスパーソンに必須&役立つ知識なので、ぜひ簿記3級の勉強から始めてみてください。

合格に必要なアイテム

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