この記事では、「潜水士試験に独学で一発合格した勉強方法」を合格体験記としてまとめています。
スキューバダイビングにハマり、ライセンス(Cカード)を取得してからいろいろ調べていると、潜水士資格があることを知り取得に至りました。
これから潜水士の資格を取得しようとしている方の助けになれば幸いです。
潜水士資格について
潜水士とは
潜水士とは、水中作業を専門とする職業の一つで、海や湖、川などの水中で作業を行います。
潜水士の主な仕事内容は以下の通りです。
- 海底や湖底、川底の調査
- 水中での建設作業、修理、メンテナンス
- 沈没船や遺物の捜索
- 海洋研究
- 水中映像の撮影
潜水士は特殊なスキルと知識を持つ必要があり、常に安全を第一に考えながら作業を行います。
また、ダイビングの技術だけでなく、水中での作業技術も必要とされます。
資格を取得しても潜水スキルは身につきませんし、趣味でスキューバダイビングを楽しむためには必要のない資格です。
「潜水作業を仕事で行うための最低限度の知識を有していることを証明する資格」といった感じでしょうか。
受験資格
受験資格の制限は一切なく、誰でも受験できます。
18歳未満も受験できますが、免許証の交付は18歳になってから。
試験内容と合格基準
科目 | 出題数 | 配点 |
---|---|---|
潜水業務 | 10問 | 30点 |
送気、潜降及び浮上 | 10問 | 25点 |
高気圧障害 | 10問 | 25点 |
関係法令 | 10問 | 20点 |
40問 | 100点 |
4科目で各10問の合計40問(100点)、出題形式は五肢択一式のマークシート方式です。(問題ごとの配点は非公表)
合格基準は、科目ごとの得点が40%以上かつ、全科目の合計が60%以上。
各科目が60%以上あれば確実に合格なので、そのラインを目指しましょう。
試験時間は4時間ですが、45分くらいで回答は終わると思います。
合格難易度
潜水士試験の合格率は約80%と高く、比較的取得しやすい資格です。
専門的な知識の学習も多く、油断すると落ちてしまう可能性もあるので、勉強はしっかりしておきましょう。
潜水士試験|勉強方法
使用テキスト

使用テキストは「7日間マスター 潜水士試験 合格テキスト+模擬テスト」のみを使い、これ1冊で独学1発合格できました。
潜水士試験テキストの定番中の定番なので、迷わずこの本を買いましょう。
これ1冊やれば合格できます。
勉強方法
これといった勉強方法はなく、テキストの指示通りにしっかりと勉強していきましょう。
巻末には模擬テストがあるので、このテストを問題と答えを覚えられるくらいまで仕上げておくのがポイント。
試験でもほぼほぼ模擬テストと同じ問題が出題されたので、完璧にしておいて損はないと思います。
勉強時間
- 勉強日数:7日間
- 1日の勉強時間:2時間
- 合計勉強時間:14時間
上で紹介した「7日間マスター 潜水士試験 合格テキスト+模擬テスト」の通りの日数で勉強しました。
1日分を勉強した後もう1度同じ項目を復習して、1日あたり2時間程度の勉強時間です。
試験までに勉強したのは合計14時間で少し不安はありましたが、普通に合格できました。
潜水士試験|受験申請書
免許試験受験申請書は、各安全衛生技術センターで無料配布しています。
各安全衛生技術センターの詳細
公益財団法人 安全衛生技術試験協会
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1
千代田ファーストビル東館9階
TEL: 03-5275-1088
北海道安全衛生技術センター
〒061-1407 北海道恵庭市黄金北3-13
TEL: 0123-34-1171
東北安全衛生技術センター
〒989-2427 宮城県岩沼市里の杜1-1-15
TEL: 0223-23-3181
関東安全衛生技術センター
〒290-0011 千葉県市原市能満2089
TEL: 0436-75-1141
中部安全衛生技術センター
〒477-0032 愛知県東海市加木屋町丑寅海戸51-5
TEL: 0562-33-1161
近畿安全衛生技術センター
〒675-0007 兵庫県加古川市神野町西之山字迎野
TEL: 079-438-8481
中国四国安全衛生技術センター
〒721-0955 広島県福山市新涯町2-29-36
TEL: 084-954-4661
九州安全衛生技術センター
〒839-0809 福岡県久留米市東合川5-9-3
TEL: 0942-43-3381
しかし、交通の不便な場所にあったり、地方にセンターが無かったりと、基本的には郵送での取り寄せが一般的です。
受験申請書はPDFなどでダウンロードできず、返信用封筒を作って郵送で取り寄せるしか無いので少し面倒ですが、頑張りましょう。
受験申請書取り寄せに必要なもの
受験申請書を取りに行かず、郵送で取り寄せる場合は以下のものが必要です。
- メモ書き
- 免許試験受験申請書(潜水士)、○部(必要部数)、電話番号を記載した紙を同封。
- 封筒2枚
送付用封筒に、返信用封筒(角型2号・A4サイズ)を入れて送付。
※返信用封筒のみサイズ指定あり。 - 切手2枚
送付用に切手を貼り、返信用切手は同封。
※返信用切手の値段は取り寄せ部数により変わります。
地方で行う出張特別試験を希望の場合は、希望する地区名と必要部数もメモ書に明記し、その地区を管轄するセンターへ申し込みます。
受験申請書送付に必要なもの
受験申請書を送る際に必要なものは以下の通り。
- 証明写真(30mm × 24mm)1枚
→合格後にもう1枚必要なので、2枚用意しておくとよいです。 - 本人証明確認書(いずれか1つ)
- 住民票又は住民票記載事項証明書(個人番号が記載されていないもの)
- 健康保険被保険者証の写し(表裏)
- 労働安全衛生法による免許証の写し (表裏)
- 自動車運転免許証の写し(表裏)
- 試験手数料 ¥8,800
→受験申請書についている払込用紙を必ず使用し、郵便為替払込受付証明書を受験申請書に貼る。 - 封筒1枚
→折り曲がらないように角型2号・A4サイズで送付。 - 切手1枚
→必ず簡易書留で送付。
受験申請書を送ると、試験当日に持参する受験票が送られてきます。
潜水士試験|試験当日
試験当日に必要なもの
受験に持参するものは受験申請時に取り寄せた「免許試験受験申請書とその作り方」の中に書いてあります。
- 受験票
- 鉛筆またはシャープペン
- 消しゴム
- 電卓(関数式電卓はNG)
全問マークシート記述のため、マークシート試験用の準備をしていきましょう。
試験当日の流れ
試験は15分前から説明があるので、それまでに試験室に入る必要があります。
潜水士以外にも、その他の安全衛生技術者試験が同じ日に行われるため、試験者数が多くてびっくり。
試験はごく普通で、問題とマークシートが配られ、試験管の合図とともに一斉に回答していくというスタイルでした。
問題集の模擬テストを記憶していただけあって、問題を読んだ時点で回答が浮かんできて、2時間ある試験がかなり暇だった印象です。
潜水士の試験を受けている人は、海洋学校の学生の方や、日焼けをした中年の方など、かなり幅広い年代層でした。
潜水士試験|合格発表

正直なところ、勉強をしっかりしたので試験中に合格を確信していました。
ダイビングライセンスのCカード取得時に勉強しているだけあって、興味のある内容でもありましたし、自分的には簡単でした。
合格発表は1週間後にWEBサイトにて行われ、その後すぐにハガキが届きます。
ハガキは合格だと「免許試験合格通知書」、不合格は「免許試験結果通知書」が送られてきます。
※免許申請書は、送付されてこないので注意。
潜水士試験|免許申請
合格後は免許申請書を提出しなければ免許は送られてこないため、以下の書類をまとめて免許申請をしましょう。
私の場合は、最初に取り寄せた受験申請書と一緒に免許申請書類が送られてきましたが、受験後に会場に置いてある書類を持って帰る場合もあるそうです。
免許申請に必要なもの
免許申請に必要なものは「免許申請の手引書」の中に書いてあります。
- 免許申請書 1枚
- 証明写真(30mm × 24mm) 1枚
- 免許証送付用(返信用)封筒 1枚
- 返信用切手 1枚(簡易書留)
- 収入印紙 ¥1,500
免許申請書に証明写真と収入印紙を貼り、簡易書留代金の切手を付けた返信用封筒を同封し、クリックポストで送付しました。
クリックポストで送った理由は、簡易書留で送付するよりも手軽で値段が安かったから。
1週間程度すると返信用封筒に書いた住所宛へ、簡易書留で潜水士免許が送られてきます。
これであなたも立派な潜水士!受験申請書取り寄せから免許申請までお疲れ様でした。
合格までの総費用
項目 | 金額 |
---|---|
受験票取寄返信用切手 | 250円 |
受験票取寄送付用切手 | 120円 |
受験料 | 8,800円 |
受験料払込手数料 | 313円 |
受験票送付用切手(簡易書留) | 440円 |
住民票取得費 | 200円 |
免許証取得送付用切手(簡易書留) | 404円 |
写真印刷代金 | 40円 |
免許証申請書送付代(クリックポスト) | 185円 |
免許申請費の収入印紙 | 1,500円 |
テキスト代 | 2,200円 |
合計 | 14,452円 |
受験票の取り寄せ返信用の封筒を作る、免許証取得時の送付用切手を準備するなど、かなりアナログを感じる試験ですね。
一応国家資格なので仕方ないと思いつつも、「ネットで受験申し込みができ、クレジットカードで受験料を払えたら費用も手間も抑えられるのに!」と思いました。
まとめ
この記事では、「潜水士試験に独学で一発合格した勉強方法」を合格体験記としてまとめてきました。
スキューバダイビングから潜水士に興味が出てきて取得してみましたが、思った以上に試験勉強が楽しく、学習がとてもはかどりました。
この資格はそこまで活用できる機会はないかもしれませんが、ダイバーだったら知識を深めるために学んでみても良いかもしれません。
ぜひあなたも潜水士の免許をゲットしてみてはどうでしょうか。
